
ソフトバンクのアンドロイドを持ってる人は格安SIM使えないの?

使えるには使えるよ。ただ、注意点がいくつかあるんだよ。
ソフトバンクユーザーにとって、格安SIMを使いたくても選択肢はかなり狭いですよね。
ソフトバンクのiPhoneであれば、iPhone6s以降に販売された機種は格安SIMでも公式に対応しましたが、アンドロイド端末は話題にもあがりません(泣)
今回は、ソフトバンクのアンドロイド端末、Xperia x performanceを実際に使ってみました。
ソフトバンクのアンドロイド端末が格安SIMを使えないとされる理由
2015年5月よりSIMロック解除が義務化となった為、契約キャリア以外のSIMカードを端末で使えるようになりました。
じゃあソフトバンクでも、使えるハズじゃん!って思われますよね。
ソフトバンクでも2015年5月以降に販売されている機種であれば、使えるはずなのになぜでしょうか。
通信方式と周波数帯
実はSIMロックの問題ではなく、大手キャリアの通信方式や周波数帯はそれぞれ違うということが問題となります。

んんん?どうゆう意味??
下の表は総務省が公表しているものです。
通信方式をみても、auだけCDMA2000を採用していますね。
これは3G回線の通信方式がドコモ、ソフトバンクとは異なるということです。
周波数帯に関しては各社でかなり違うのが現状です。
1.LTEで使用する周波数帯
2.3Gで使用する周波数帯

げげっ。。3社で全然ちがうじゃん。。

そうなんだよね。だから当然キャリアごとに同じ機種でも対応している周波数帯は異なるんだよ。
周波数帯にはそれぞれ特徴があります。
周波数が高い電波(2.0GHzなど)は、大型のビルなどは反射されたりするので建物の奥の方まで届かないことがあります。
周波数が低い電波(700GHzなど)は、建物を回りこむ性質があり、より遠くまで届くので山間部や田舎ではこの周波数帯でカバーされていたりします。
つまり、周波数帯を複数利用できる端末のほうが、電波のカバー率が高いといえます。

ふむふむ。ってそれで実際に動いたの?動かないの?
Dプラン(ドコモ回線)とAプラン(au回線)どっちを選ぶのか
まず、ソフトバンクのXperia x performanceの対応周波数を確認します。
(周波数帯はメーカーのサイトやアプリでも調べられます。)
- LTE対応バンド:1,3,8
- 3G(W-CDMA)対応バンド:1,8
実はドコモとソフトバンクはバンド1を主力バンドとしていますので、Dプラン一択です。
auはバンド18を主力バンドとしていますので、現状Aプランではほぼ使い物にならないです。
結果、ソフトバンクのXperia x performanceをDプランで動かすとなると、
- LTE対応バンド:1,3
- 3G(W-CDMA)対応バンド:1
となります。
バンド1は日本全国をカバーする周波数帯。都市部においては問題なくLTE回線を使用できます。
バンド3は東名阪エリアのみ使えるバンド。
なので、
田舎や山間部では主にそれ以外の周波数帯でカバーしていたりするので、繋がりにくかったり圏外になったりすると思われます。
まとめ
結論として、
- ソフトバンクのSIMロック解除ができるアンドロイド端末はDプラン一択
- 田舎、山間部では電波の入りが悪い、または圏外になる可能性がある
- 普段使いであれば、支障なく使えている
となります。
公式では対応端末にありませんが、決して使えないわけではありません。
ご自身の使用場所や用途を確認して、検討してみて下さい!